【2020年最新】10分でわかる 株講座④ 出来高・買い方編

MUPカレッジ

この記事では「出来高」と「株の買い方」についてみていきます。

出来高を見ることで「投資家の注目度」を知ることができます。

出来高って?

出来高は、投資家の注目度を表す指標となり、その株が売買された取引量を表します。株式チャートの下の棒グラフが出来高に当たります。出来高のグラフが大きいと取引(売買)が活発で投資家の注目度が高く、出来高のグラフが小さいと投資家が興味を持っていないことがわかります。

普段は出来高のグラフが小さいのに、突然大きくなるということは、注目度が上がるだけのニュースが起こったことを意味します。(EX.新製品の発売+成功)

そのため、出来高が上がると、株価も上がりやすい傾向にあります。

株の買い方

株の売買による利益と損がどのように起こるか確認しましょう。

1株10,000円で購入しているため、10日に売却した場合は売却額11,000円となり、1,000円の利益が出ます。30日に売却した場合は売却額9,000円となり、1,000円の損益が出ます。

ドルコスト平均法

ドルコスト平均法とは、毎月定額で買う時期を分けて株を購入する方法です。特徴は一気に買わない・株の口数で買わないことです。

一気に買うというのは、リスクが非常に大きく伴う買い方です。次に株価が上がれば良いですが、下がれば全部リスクになります。

定額買いと定量買いの比較

毎月、定額で購入する方法と定量で買う方法を例にどちらが得をするか考えていきましょう。

Aさんは毎月定量で購入します。100株ずつ買っていきます。株価が変動しようと100株毎月購入するので、購入金額が変化します。

Bさん毎月定額で購入します。100万円ずつ買っていきます。毎月100万円ずつの購入のため、株価が変動するたびに、購入できる口数は変化します。

6ヶ月後

定量(100株)で購入したAさんは、600万円で500株の購入に成功しました。1株あたり12,000円で購入したことになります。

一方で定額(100万円)で購入したBさんは500万円に517株の購入に成功しました。1株あたり9,600円で購入したことになります。

定額と定量で購入したことにこれほどの差が生じます。

定量で購入するこは、株価の変動に関係なく購入することになるので、株価が高い時に一定の口数購入し、株価が低いお買い得の時にも定量分しか購入できないことになります。株価が高い時に高いお金を払って購入、株価が低い時にいつも通り購入しているので損することになります。

定額で購入することは、株価が高い時は、購入する口数を減らし、株価が低い時は、どの分多く購入することができるので、効率が良いです。

株の購入を行う時は、必ず定額で行ってください。

購入の金額は、個人のお財布によります。100万月投資できるのであれば100万円でいいですし、5万円から始めるのもOKです。初めての人は、少額からはじめ、損しても最初は勉強のため負けるのも仕方ないと思えるくらいがいいかもしれないですね。

リスク幅

一気に株を買うことと複数回に分けて(ドルコスト平均法)で株を購入した時、リスクがどのくらいあるのでしょうか?株価は上がったり下がったりします。下がった時のリスクがどの程度あるか見てみましょう。

①小分けにして株を購入した場合①がリスク幅となります。今回は4回に分けて購入しているので②よりリスクが小さくなります。

②一気に株を購入した時、始めの購入した株価から下がった分だけ全部リスクになります。株価が次の日から上がり続けていた場合はラッキーですが、株価が下がった時はこれだけリスクになります。

バリュー平均法

バリュー平均法とは、株の購入の際に一定額ずつ段階的に増えていくように投資をしていく方法を言います。相場の状況によって買付け額を変動させていきます。

資産がある人もしくは、投資に慣れている人はこちらの方で株を買っていきましょう。

自分の設定した額よりも資産価値の合計が上にも下にもいかないように運用していきます。資産価値が設定金額を下回るようなら買い足しを行って、上回るようであれば、売却を行い利益とします。

例題1 1ヶ月目より株価が上がって終わった場合(1万円投資)

1ヶ月目は、株価1,000円の株を10,000円分購入するので、10口買うことができます。そのため、累計口数は10株となり、資産価値は10,000円です。

2ヶ月目は、株価500円に下落したため現在持っている(累計口数)株の価値が500円✖️10口=5,000円になってしまいました。毎月10,000円ずつ購入しており資産価格が2ヶ月目は2万円になっていないため、現在15,000円分不足していることになります。そのため2ヶ月目は、15,000円分購入するため、15,000円÷500円=30口追加で購入する必要があります。

30口購入することで累積口数は40口となり、株価500円✖️40口=20,000円となり資産価格は20,000円になります。

3ヶ月目は、株価1,500円に上昇したため現在持っている(累計口数)株の価値が1,500円✖️40口=60,000円になりました。毎月10,000円ずつ購入しており資産価格が3ヶ月目は3万円で足りるところ、現在60,000円となり、30,000円分超過していることになります。そのため30,000円を売却するため30,000円÷1,500円=20口売却する必要があります。

20口売却することで累積口数は20口となり、株価1,500円✖️20口=30,000円となり資産価格は30,000円になります。

結果

結果3ヶ月目時点で、どれだけ利益もしくは損失が出たのか見てみましょう。

支払ったお金:

  • 1ヶ月目は10,000円
  • 2ヶ月目は15,000円
  • 3ヶ月目は0円

合計25,000円支払ったことになります。

得たお金

  • 1ヶ月目は-10,000円
  • 2ヶ月目は-15,000円
  • 3ヶ月目は+30,000円

合計5,000円の利益を得て、残りの持ち株は20株(30,000円の価値)です。

今回は現時点で+35,000円分の価値があることがわかります。

例題2 1ヶ月目より株価が下がって終わった場合(1万円投資)

1ヶ月目〜3ヶ月目は先ほどの例と変わりません。

3ヶ月目は、株価1,500円に上昇したため現在持っている(累計口数)株の価値が1,500円✖️40口=60,000円になりました。毎月10,000円ずつ購入しており資産価格が3ヶ月目は3万円で足りるところ、現在60,000円となり、30,000円分超過していることになります。そのため30,000円を売却するため30,000円÷1,500円=20口売却する必要があります。

20口売却することで累積口数は20口となり、株価1,500円✖️20口=30,000円となり資産価格は30,000円になります。

4ヶ月目は、株価750円に下落したため現在持っている(累計口数)株の価値が750円✖️20口=15,000円になりました。毎月10,000円ずつ購入しており資産価格が4ヶ月目は4万円必要なところ、現在15,000円となり、25,000円分不足していることになります。そのため25,000円を追加購入するため25,000円÷750円=33口売却する必要があります。

33口購入することで累積口数は53口となり、株価750円✖️53口=約40,000円となり資産価格は40,000円になります。

結果

結果4ヶ月目時点で、どれだけ利益もしくは損失が出たのか見てみましょう。

支払ったお金:

  • 1ヶ月目は10,000円
  • 2ヶ月目は15,000円
  • 3ヶ月目は0円
  • 4ヶ月目は25,000円

合計50,000円支払ったことになります。

得たお金

  • 1ヶ月目は-10,000円
  • 2ヶ月目は-15,000円
  • 3ヶ月目は+30,000円
  • 4ヶ月目は-25,000円

合計20,000円の損失を出し、残りの持ち株は53株(40,000円の価値)です。

今回は現時点30,000円の損失を出したことになります。

まとめ

今回2つの例を通して、株の書い方を紹介しました。利益が出た例と損失が出た例を比較しました。損失が出た例も書いたのは、あくまで株が絶対に儲かるものでないことを再認識してもらうためです。例題のように株価がいきなり1.5倍になるようなことはありませんが、下がる時は下がります。購入金額より株価が下がっているのであれば、損失が出ます。

最後に

今回までに、株式チャートと買い方を勉強しました。今までの学びの中でチャートの見方と買い方についてわかっていただけたかと思います。次に学んでいただきことは投資先をどのように選定していくかを学んでいきます。財務に関する、損益計算書(PL)・賃借対照表(BS)・キャッシュフロー(CF)を次回からしていきます。

コメント

  1. […] 【2020年最新】10分でわかる 株講座④ 出来高・買い方編この記事では「出来高」と「株の買い方」についてみていきます。出来高を見ることで「投資家の注目度」を知ることができま […]

タイトルとURLをコピーしました