まとめ
顧客視点を論理的に証明し追及することがビジネス
物事を考える時には自分の感情や感覚を定量化することが重要となります。そのために世界は悪い方に向かっていると感じてる原因である「ネガティブ本能」と世界は大きく2つに分かれると思う「分断本能」を排除する必要があります。
ワークショップ
ラーメン屋さんの売上げはいくらでしょうか
前提
座席13席・従業員3名・場所は浜松町・価格は1杯650円
A、わかるはずがありません。
しかし、フレームワークによってどのように思考するかを計ることはできます。
①売上が上がる時間帯を考えましょう。
朝食・ランチ・ディナー
ランチとディナーに分ける
②人数はどのくらい来店するか。
昼なら3回転・夜は2回転
③ランチとディナーで客単価は違ってくるはず。
ランチは650円、ディナーはお酒を飲む人もいるから1000円
④コストは何がかかるだろうか。
家賃・原材料・人件費
⑤平日と祝日では来店に違いが出るのではないか。
ビジネス街であれば、祝日は人が少ない
住宅街であれば、祝日は家族連れのお客様が期待できる
⑥総売上はいくらになるのか。
平日ランチの売上が650円✖️〇〇人・・・
⑦利益はいくら残るのか
総売上ーコスト=利益
本能を断ち切る
私たちは、分断本能とネガティブ本能の2つを持っています。
分断本能とは、1つの物事を2つ分けることです。「強者と弱者」などです。
ネガティブ本能とは、私たちはネガティブなことに意識が集中してします傾向があることです。幸せなことは拡散することが少なく、悪いことばかり広まってしまうのもこの本能があるためです。
分断本能
私たちはなぜか物事2つのことに分けたがります。
- 大企業と中小企業
- 白黒はっきりつける
- お金持ちと貧乏
日本人のほとんどは、お金持ちでなければ、貧乏でもありません。中間層と言われる人たちが多数を占めます。
そのため、大抵の物事は2つに分けることができるほど単純ではありません。2つ以外にも分けることができることを知っておく必要があります。
飲食店オープンの例
交通量が多い=人がたくさん来るから良いと考えている人が多い。間違ってはいないが交通量が多いことのデメリットまで考える人は少ない。
交通量が多い=良い・交通量が少ない=良くない と2つに分けて考えるのは良くありません。他の要素のしっかり検討することが大切です。
ネガティブ本能
私たちはネガティブなことにすごく共感します。
- テロ
- 感染症
- 貧困率
上記の項目はこの10年で劇的に改善されている分野ですが、ISISなどの報道により、過去よりも危険になっていると誤解されやすくなっています。
良い知らせが拡散するよりはるか多い量の悪い知らせが拡散します。そのため、私たちは日々世界は悪い方向へ向かっているのではと勘違いを起こすことになります。
交通事故の例
子どもの死傷者数は年々減少傾向にあるにも関わらず、メディアの報道を見て世の中には悲しまれる事故がたくさん起きていると思ってしまいます。悲惨な事件をピックアップしているだけでそれが全てというわけではないということを肝に命じておかなければ正しいことが見えてきません。
メディアの放送だけを信じずに、裏付けを取ることが重要。
自分の感情や感覚を定量化して証明することが大切。
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