この記事では「移動平均線」について見ていきます。
移動平均線を見ることで、過去どれだけの人が儲かったかを知ることできます。
まだ「どれだけの人が儲けたか」ってどういうことと頭の上に?が浮かんでいる人もいると思います。それを今から解決していきます。
移動平均線は、赤い四角で囲っている曲線を言います。
移動平均線って?
移動平均線は、「5日平均線」「25日平均線」「75日平均線」の3種類あります。
5日平均線は1週間の株価平均、25日平均線は1ヶ月の株価平均、75日平均線は3ヶ月の株価平均を算出して言います。
5日平均線では過去5日間の平均を表しています。25日平均線は過去25日間の平均・75日平均線は過去75日間の平均を表しているということです。
移動平均線の算出の仕方
実際に下の図を参考にして考えていきましょう。
5日平均線は過去5日間の株価の平均を表しているとお伝えしました。そのため、過去5日間の平均は、1日〜5日の平均の値が5日のグラフに落とし込まれるということです。
この時終値で計算するので、計算式はグラフに書いてある通り、5日目は、1日〜5日の終値の平均になります。あとは1日ごとの平均値を結んでいくことで、5日平均線が完成します。
25日平均線・75日平均線も考え方は同じです。平均を取るための期間が長くなっていると考えていただければ問題ありません。
今回1日〜4日までに移動平均線が記入されていないのは、このグラフ上に1日以前のグラフが記載されていないからであって、本当は1日〜5日の期間にも移動平均線は存在します。
練習問題
実際に手を動かして練習していきましょう。
答え
170・182・178となります。
解説:移動平均線を説明している図の中の計算式に基づいて計算して下さい。
9日=(200+150+100+170+230)➗5=170
10日も11日も考え方は一緒です。
売却?保有?購入?
練習問題1
底値とは、一定期間で相場の一番低い値段を示す相場用語です。
答え:上がりやすい。
理由:底値以降は株価が下がりにくいため。
ローソクがコマになっているということは、投資家が買うか売るかを迷っている状態だと言えます。底値まで株価が下落した場合、これから上昇する確率が高いと言えます。そのため、底値の時は買いと言えます。
練習問題2
上から順番にローソク・短期線・中期線・長期線が並んでいる時は、今後も上がり続けることが予測される。そのため現在持っている株は保有すべきと考えられる。上昇していくことがわかるのであれば、買いに入れることもできます。
*もし投資家に迷いがあるのであれば、コマができているはずなので、ここまできれいにローソクと3本線ができることはない。
移動線からわかること
あなたが儲かったかどうか
過去5日で購入している人は儲かっている人が多いと言えます。移動平均線がローソクより下にきてるため、平均よりも下の時に購入し、現在平均よりも上になっているからです。
ゴールデンクロスとデッドクロス
ゴールデンクロスとは、短期移動線と、長期移動線がクロスしていて、尚且つ陽線がクロスの上にある時を言います。この時は、株価が上がる合図になります。そのため、買いです。
デッドクロスとは、短期移動線と、長期移動線がクロスしていて、尚且つ陰線がクロスの下にある時を言います。この時は、株価が下がるの合図になります。そのため、売りです。
乖離率
最後に
この記事では、移動平均線について勉強しました。移動平均線は、「5日平均線」「25日平均線」「75日平均線」の3種類あることがわかりそれぞれが示しているものもわかったかと思います。
株価は常に移動平均線に近づくような動きを見せます。例えば、移動平均線より離れて高値を推移しているのであれば、今後平均線に近づくように下落して可能性が高いです。逆をいうと、安値で推移しているのであれば、今後上昇する可能性が高いと言えます。
移動平均線だけで読み取ることは出来ません。高値を推移してるけれど、いつまで高値を維持して、いつ下がる読むことは難しいです。
ここで指標となるのが、ローソクだったりします。高値でコマが出ていればトレンド転換のサインです。投資家に迷いが出始めたから株価が下落しそうと予測を立てることが出来ます。このように、移動平均線とローソクが理解できて両方の知識をわかった上で株を行えば、負ける可能性を抑えることはできます。
次は出来高と株の買い方について勉強していきましょう。
コメント
[…] 【2020年最新】10分でわかる 株講座③ 移動平均線編第3回目、株式チャート移動平均線についてお伝えしていきます。株式チャート・ローソクを学び、株がなんだか少しずつわかってき […]