価格優位性
基本的に価格の値下げをして販売することはNGです。値引きした額だけ利益が減ることになるので、自分で自分の首を締めることになります。
例外として価格を下げることもできます。それは、利益率を変えずに価格を下げることができる時のみです。
規模の経済性
レストラン販売の例
普段はビール10杯分を仕入れます。
SPC=500円 CPC=250円 PPC=250円
ビール100杯分を仕入れます。
SPC=450円 CPC=200円 PPC=250円
仕入れの量を増やすことで、1杯あたりのCPCを250円から200円に減らすことができます。そうすることで、価格は500円から450円に安くしたにもかかわらず、利益率を保つことができます。唯一利益率を保ったまま、価格を下げる方法がこの場合です。
*例では10杯から100杯に仕入れの量を変えることでCPCが50円安くなっていますが、この規模の経済の仕入れ額が安くなるように調整をつけなければ成立しません。
サブスクの種類
補充型:
Amazon定期便などの足りなくなったら購入するサブスク。
アクセス型:
フォトショップなど途中までは無料で使用できるがある一定を超えると有料になるサブスク。
レンタル型:
購入ではなく、一定期間レンタルしてする物(EX.車)
パーソナライズ型:
改善型
収益の維持
収益の維持=お客様の維持
収益を維持するためには、利用しているお客様の維持を保つことが大切です。導入することは可能でも、サブスクモデルはいつでも解約することが可能だからです。
サブスクの導入方法
サブスクモデルに変更することで始めは、収益が落ちます。結果的には収益が上がるため目先の利益よりも長期的な視点で物事を判断するとビジネスとしては成立します。しかし、この最初の収益の減少を抑える方法もあります。
お客様の母数を増やす
レストラン編
食べ飲み放題
1人あたり月に10000円→2人一緒だと15000円
*値引きはしてはいけないのでは?
一気に人数をブーストさせることで、CPCを低くすることができる。(規模の経済)
使うほどお得になるサブスク
初月は10000円。2ヶ月目は9000円。3ヶ月目は8000円・・・・
長期的にお客様を維持することができる。そのお客様に対して新しい提案を行うことができる。
付加価値・別事業・新規顧客の取り込みと新しい顧客の囲い込みを行うことができる。
まとめ
経済活動が活発でないときは、サブスク戦略の1人勝ちになり、景気の良いときは、一括で支払ってもらう事業モデルが好ましいです。
経済活動が活発でないということは、消費者がお金の支払いに消極的な時です。そのため、よく知らないものに一括でお金を支払うことを避ける傾向にあります。つまり、一括支払いのものは市場にマッチせず、サブスク型が好ましいと言えます。サブスク型は、始めの1ヶ月無料などの文言で始めやすく、参入障壁が低く消費者がサービスを知り気に入った上で継続してサービスの利用をしてくれるので経済活動が活発でない時に最適なビジネスモデルであると言えます。
逆に景気の良いときは、サブスク型にしなくても購入してくれるので、一括支払いのビジネスモデルが好ましいです。(消費が増えている国、経済成長が伸びているアジア諸国もサブスクではなく一括型の方が好ましい)
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